◇ナ・リーグ ドジャース8―7パドレス(2025年6月9日 サンディエゴ)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日)、敵地でのパドレス戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席で右中間への二塁打を放ち、6試合連続安打。しかし、その後は安打なく、5打数1安打1四球1得点だった。チームは延長10回の死闘を制し、敗れれば43日ぶりの首位陥落となる首位攻防初戦で白星をつかみ取った。
試合後、取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は、延長10回までもつれた死闘について「正直なところ、きれいな試合ではなかったと思います。でも、なんとか勝つ方法を見つけました。必要なところでヒットを打って、必要な場面で投球を決めました。この相手に対しては、どんな形であれ勝てるならそれで良いと思っています」と勝ちきった選手たちを称えた。
今季初対戦となったパドレスとは、昨年の地区シリーズ以来の対戦。ポストシーズンを思わせるような敵地の熱狂ぶりに「ファンはいつも熱狂的ですが、今日も本当に盛り上がっていました。良いチーム同士の対戦で、相手のマイク(監督)もかなり緊張感のある采配をしていました。プレーオフのようだとは言いませんが、すごく緊張感のある、楽しい試合でした」と振り返った。
ナ・リーグ西地区で1ゲーム差の2位に迫るパドレスとは今カードが今季初の対戦。次カードは同3位のジャイアンツと3連戦、その次は本拠で再びパドレスとの4連戦が控えているだけに、今後を占う上でも重要な戦いが続く。
2025-06-10T06:11:41Z