将棋の藤井聡太王位(22)=王将など7冠=に永瀬拓矢九段(32)が挑む第66期王位戦7番勝負第1局は6日、愛知県小牧市「合掌レストラン大蔵」で2日目が指し継がれ、午前12時半からの昼食休憩までに51手進んだ。
両者の対戦では名人戦第4、5局に続く、3局連続千日手指し直し。戦型は角換わり腰掛け銀へ進み、51手目で藤井が右銀を4段目へ押し上げ、永瀬の右銀にぶつけた。
この指し手に投じた1時間19分は今局最長。決断の一手への対応を永瀬も熟慮し、45分考えて1時間の休憩に入った。戦機は熟し、午後は攻め合いが予想される。
持ち時間8時間から藤井は5時間半、永瀬は4時間22分消費した。
昼食メニューは藤井が大蔵名物黒毛和牛ハンバーグ王位戦スペシャルとアールグレイ紅茶(アイス)、永瀬は1日目と同じく鮮魚のポワレ(エビフライ付き、パンとライス半分)、アイスコーヒー、ブドウ畑のピーチネクター。
2025-07-06T03:48:38Z