バレー女子・五輪代表メンバー12人はこうなる バルセロナ五輪銅メダリスト、ヨーコ・ゼッターランドさんが予想

 バレーボール女子のネーションズリーグ(NL)の第3週は11日、福岡・北九州市の西日本総合展示場で開幕。パリ五輪出場権を争う日本は現時点で、世界ランク6位で、アジアで同7位の中国を上回り、当確ラインに位置している。NLは6勝2敗で現在4位。ここまでの戦いや、五輪代表選出12人について、92年バルセロナ五輪米国代表で銅メダルを獲得したヨーコ・ゼッターランド氏(55)に聞いた。(取材=久浦 真一)

 NLは第1戦で、トルコを破ったのが大きかった。世界ランク1位でパリ五輪金メダル候補にフルセットの末、勝ったことで、チームに勢いがついた。さらに、アジア最大のライバル、中国に3―1で勝ち、パリ五輪出場の可能性をぐっと引き寄せたと思う。安定した試合運びができており、今週の福岡大会もこのペースでいけば、五輪切符も手に入るはずだ。

 初戦(12日)の韓国は同38位で、このNLも1勝7敗と、かつての好敵手とは思えない戦いが続く。だが、油断せず気を引き締め、いい滑り出しを期待したい。13日に対戦する同10位のカナダも中国に3―1で勝つなど力はあり、侮れない。

 今週の4試合は、五輪代表12人を決める選考の大詰めの場でもある。アウトサイド5人、ミドル4人、セッター2人、リベロ1人を選ぶことになると予想する。アウトサイドはチームを引っ張る古賀、イタリアでスパイクの打ち方が成長した石川、安定感抜群の林、パワーの和田、井上。ミドルはサーブのいい山田、速攻の渡辺、荒木、宮部が、順当に選ばれると考える。

 難しいのは、セッターとリベロだろう。私は現役時代にセッターだったので、どうしても気にかかる。昨年、4年ぶりに日本代表に選出された岩崎が、トルコ戦の先発で出場したのは驚きだった。トルコも混乱したのではないか。トルコ撃破の立役者のひとりになったのは間違いない。その後もスタメンが続き、安定したトスワークでチームをまとめている。起用法を見ると、代表は当確に見える。

 関と松井がもう1枠を争う。昨年の代表ではスタートは関、控えが松井だった。自分の経験からすると、途中から試合に出るのは難しい。大体が劣勢の場面。流れを変えるため、大胆さや開き直りが必要となる。松井は昨年、その経験を積んでいるが、関は今季から。経験の差は大きいと思う。2人とも好セッターなので、真鍋監督は悩むところだ。

 リベロも激戦だ。小島、福留とも非常にいい動きで堅い守りを見せ、日本のピンチを救ってきている。こちらも、最後の最後まで決めるのは困難を極めるだろう。

 ◆日本女子のパリ五輪への道 五輪出場12枠のうち、昨年の五輪予選で出場権を獲得したトルコ、米国、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国と、開催国・フランスの7チームが決定。残る5枠は16チームで争うNL1次リーグ終了時の6月17日付の世界ランクで決定。アジア・オセアニア、アフリカ大陸はまだ出場権を得ておらず、日本はアジア最上位となるか、すでに出場を決めたチームなどを除く上位3か国に入ることが条件。

2024-06-10T20:39:26Z dg43tfdfdgfd