女子バレー日本代表、五輪切符懸け絶対に負けられない〝福岡4番勝負〟出場なら高視聴率、放送権獲得狙うテレビ局も祈る思い

バレーボール女子日本代表は12日からパリ五輪切符を懸けた最後の戦いに臨む。残る5枠の出場権は、北九州市西日本総合展示場で行われるネーションズリーグ(NL)1次リーグ最終週福岡大会の4試合を終えた時点で、世界ランキングをもとに決定。五輪本番では高視聴率が見込める人気競技だけに、放送権獲得を狙うテレビ局も祈るような思いだ。 (山戸英州)

古賀紗理那主将(28)ら最終決戦に向けて選ばれたメンバー14人が10日、福岡入り。五輪出場12枠のうち開催国フランスなどすでに7枠が埋まり、残る5枠の争いは世界ランクでアジアとアフリカの最上位に2枠が割り振られ、さらにまだ出場権がない上位3チームにパリ切符が付与される。

もっか出場圏内の日本はNL1次リーグ第2週の中国・マカオ大会で開催国の中国を撃破するなど奮闘。2日には中国を抜きアジア最上位の世界6位に浮上した。最終第3週の福岡大会では12日に韓国、13日にカナダ、15日にセルビア、16日に米国と対戦し、17日付の世界ランクで審判が下る。米国以外の格下に敗れると、順位が下がるリスクが大きく、取りこぼしは許されない。

すでに出場を決めている男子代表が、先だって同じ北九州で戦ったNL1次リーグ第2週は、4試合ともTBS系で終了まで放送され、うち2試合が世帯視聴率11%台をマーク(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。同局関係者は「合格点を上回る数字。五輪出場が懸かれば女子はもっと高視聴率を見込めるし、五輪本番もバレー人気の波に乗れば優良コンテンツになるのは間違いない。ぜひとも頑張ってほしい」と期待を込める。

すでに五輪期間中のほとんどの競技の放送割り当ては、NHKと民放テレビ各局によるくじ引きで調整済み。「これまで人気だった競泳はスター候補が少なく、レスリングもメダルが確定する時間帯が時差の問題で日本の深夜にかかるため、引き合いが弱かった」と民放局関係者は明かす。

代わって台頭したのが団体球技だ。「冬季五輪でカーリングがじわじわと人気に火がついたように、何日にもわたる予選リーグを戦ううちに活躍した選手の顔と名前が一致していく競技の方が、(各階級が)1日で終わってしまう柔道などより視聴者のニーズに合致する部分が多い」と広告代理店関係者は解説。男女サッカー、男女バスケなどの放送権争いが白熱したという。

試合は日本のゴールデンタイムに組まれる予定で、列島の熱狂は約束されたようなもの。前回東京大会で銀メダルに輝きフィーバーを呼んだ女子バスケに続くためにも、女子バレー界にとって絶対に負けられない運命の4試合が始まる。

2024-06-11T04:07:03Z dg43tfdfdgfd