「打たなきゃいけないポジションにいるから」巨人・岡本和真が仙台で明かした覚悟 今日11日から楽天3連戦

 巨人の岡本和真内野手(27)が10日、11日から始まる楽天3連戦(楽天モバイル)での復活への決意を示した。オリックスとの3連戦(東京D)は10打数無安打に終わるなど、6月は8戦ノーアーチ。通算打率3割9分1厘と好相性の舞台で、不振脱却と球団通算1万1000号に期待がかかる。阿部慎之助監督(45)も「一番打ちたいのは本人」と心中を代弁し、背中を押した。

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 気持ちを新たに交流戦を締めくくるビジター6連戦へ臨む。敵地・仙台へ移動した岡本和。4日のロッテ戦で4安打4打点と大爆発して以降、5戦で18打数1安打。オリックスとの3連戦は計10打数無安打に終わり、チームは3連敗を喫した。「前向きにいろいろやってますよ。でも…」と数秒、言葉を選び「打たなきゃいけないポジションにいるから。いろいろ言われているのは知ってます。開き直って済ませてちゃいけないし、そういう位置でやってるので」。今季、一発が出れば8勝1敗。4番、主将として自身のバットにチームの浮沈がかかっていることは十分、理解している。

 阿部監督もその心中を代弁した。悩める主砲について問われると「本人が一番打ちたいだろう。そうだよ。打ちたいと思っているのは本人だよ。こっちは打ってほしいと思っているけど。一番打ちたいのは本人。それだけだよ」。巨人の4番打者としての出場は岡本和が歴代5位の828試合で、阿部監督は同7位の505試合。名門の4番としての重圧と責任を知っているからこそ、背中を押した。

 心強いデータが後押しする。楽天戦は通算15試合で54打数16安打、打率2割9分6厘、3本塁打。敵地・楽天モバイルに限れば23打数9安打で打率3割9分1厘と猛打を振るってきた。かねて「交流戦といってもシーズンの中の試合と変わりはない」としてきたが、相性抜群の舞台での一発に期待がかかる。

 チームとして苦手を克服するための一戦にもなる。チームは11日に先発する楽天・ポンセとは初対戦。オリックスとの3連戦は東、斎藤、佐藤と、いずれも巨人戦初登板の投手に白星を献上し、球団初の屈辱を味わった。データが少ない投手との対戦は一般的に投手が有利だが、そこを打ち崩してこそ、“初モノ”への嫌なイメージを払拭(ふっしょく)できる。

 NPB初の球団通算1万1000号まで残り1本。主砲の復活弾がメモリアル弾になれば、チームの上げ潮ムードが高まることは間違いない。交流戦首位の楽天とは3ゲーム差で厳しい状況とはいえ、3連勝すれば14年以来となる交流戦Vの可能性も残されている。主将2年目を迎え「勝ちたいなっていう気持ちが増えた」という背番号25。杜(もり)の都でチームを勝利に導くアーチをかける。(内田 拓希)

2024-06-10T20:11:45Z dg43tfdfdgfd