高校サッカー選手権・準決勝 前橋育英が東福岡を下し決勝進出

全国高校サッカー選手権は11日に東京・国立競技場で準決勝が行われ、前橋育英が過去3度の優勝経験を誇る東福岡を逆転で下し、7大会ぶりの決勝進出を決めました。

ゲームが動いたのは前半11分。育英はサイドを崩され東福岡の伊波に先制ゴールを決められてしまいます。育英もサイドを起点に攻撃を仕掛けますが、なかなかシュートまでいけません。32分には、8番・オノノジュが体の強さを見せます。最後は、15番・佐藤が詰めますがシュートを打てず、結局育英は前半シュートゼロに抑え込まれます。

国立初勝利へ、育英は後半から7番のドリブラー白井と13番・柴野を投入し攻撃のリズムを作ります。すると3分でした。15番・佐藤が粘りの守備を見せボールを奪うと難しい体勢からシュート。育英ファーストシュートを同点ゴールに結び付けます。今大会4試合で無失点という東福岡の強固な守備を打ち破り、ゲームを振り出しに戻します。さらにその6分後でした。8番・オノノジュからパスを受けた15番・佐藤。右足から放たれたボールは鋭い軌道でゴールに吸い込まれます。佐藤のこの試合2点目で逆転に成功します。

本来の攻撃力を取り戻した育英は13分、途中出場の7番・白井がドリブルからチャンスを作ります。右サイドに流れたオノノジュのパスにあわせたのは白井でした。白井の今大会初ゴールは、ゲームを決定づける3点目。前橋育英が3対1、逆転で東福岡を下し国立初勝利、7大会ぶりの決勝進出を決めました。

決勝戦は13日、育英は2度目の全国制覇をかけ、初優勝した時と同じ千葉県代表の流通経済大柏高校と対戦します。

2025-01-11T10:31:49Z