「ドジャースがまだ5割を超えている大きな要因」大谷翔平&今永昇太をMLB公式が序盤戦好成績の新戦力10人に選定!「苦境のシカゴ投手陣の活力」

今季もMLBでは日本人選手のパフォーマンスが話題となっている。

現地時間4月21日には、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平がニューヨーク・メッツ戦で米通算176本目のホームランを放ち、日本選手最多記録を更新した。さらに、.368という高打率で首位に躍り出るなど、新しいユニホームを纏った今季も、バットで強烈なインパクトを残している。

一方投手ではシカゴ・カブスの今永昇太がメジャー1年目ながらも、すでに3勝を挙げ、チーム最多の白星を記録。現段階において、エース級の働きを続けている。

メジャーリーガーとしてのキャリアこそ大きな違いはあるものの、大谷、今永、両日本人選手の新たな環境における、ここまでの躍動には同じように米国内での注目度が高まっている。

メジャー公式サイト『MLB.com』が現地時間4月21日、今シーズンの各球団において目覚ましい活躍を続けている新戦力プレーヤー10人にフォーカスする特集記事を配信した。その中にはもちろん、大谷、今永のふたりの名前も加えられている。

「すでに大きな成果を上げているオフシーズンの補強選手10人」と銘打たれているトピックで、大谷について同メディアは「ドジャースはオフシーズンを簡単に“制覇”したが、シーズンが始まってからはニュートラルから抜け出せないでいる。投手陣の凡庸なパフォーマンスと下位3分の1の打線の不振が目立つ」とチーム状態を評価。

その一方で、大谷個人には「ドジャースが世界スポーツ史上最高額の契約を結んだときに期待した通りの活躍」と振り返っており、「同じスーパースターのムーキー・ベッツとともに、オオタニはドジャースがまだ5割を超えている大きな理由である」と綴っている。

また、今永に関しても、「4試合で21回1/3を投げて21奪三振、わずか2四球で防御率0.84を記録した」など、ここまでのスタッツを列挙。その上で「彼のパフォーマンスは、腰痛のためジェイムソン・タイヨンを欠いてシーズンをスタートし、開幕日に左ハムストリングの肉離れでエースのジャスティン・スティールを失い、カイル・ヘンドリックスとジョーダン・ウィックスを合わせて防御率9.00を記録した、シカゴの苦境に陥ったローテーションに大きな活力をもたらした」として、先発陣の中での存在感を評している。

トピックでは、ふたりの他に、フアン・ソト(ニューヨーク・ヤンキース)、コービン・バーンズ(ボルチモア・オリオールズ)、タイラー・オニール、(ボストン・レッドソックス)、マイケル・ブッシュ(カブス)、セス・ルーゴ(カンザスシティ・ロイヤルズ)、ジョーダン・ヒックス(サンフランシスコ・ジャイアンツ)、ディラン・シーズ(サンディエゴ・パドレス)、タイラー・グラスノー(ドジャース)が紹介されている。

大谷、今永など、開幕直後より数字を残している今回の10名はすでに多くのファンの関心を惹きつけている。そして、新天地でこれから本調子となって来る選手たちの活躍も、非常に楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

2024-04-23T04:53:27Z dg43tfdfdgfd