DENA筒香嘉智「日本球界復帰」のウラで…いま野球界で不評を買っている「企業の名前」

筒香が会見で漏らした本音

野球界において電通グループに厳しい目が向けられている事例は、前編記事『ドジャース山本由伸に異変!「すっかり変わってしまった」…周囲の困惑のウラにある「2つの原因」』で述べたケースに限らない。

さるア・リーグ球団スカウトによると、4月18日にDeNAへの入団会見を行った筒香嘉智の日本球界復帰も、電通グループの意向が働いたのではないかと見られている。

「筒香は会見でも『正直、日本に復帰するというモチベーションが今ひとつ上がらなかったのが事実』と漏らしていたように、本音ではメジャーへの挑戦を続けたかったはず。

2021年は8月から加入したパイレーツで43試合でホームラン8本と、いい時期もありましたからね。ただ、昨年あたりから筒香のマネジメントを電通グループが提携アスリートとして請け負うようになったんです」

それまでは筒香が中学時代にプレーしたチームの恩師が担ってきた。だが、マネジメントの専門家ではないため、できることには限界があったのだろう。一方の電通グループならノウハウもあり、資金力もけた違い。アメリカで急を要する事態が起きても、すぐに対応することもできる。

しかし、いくら世界的な大手広告代理店の電通グループとはいえ、マイナーでプレーする選手に高額な広告スポンサーをつけることはままならない。

今シーズンも米国でプレーすると思いきや

「電通サイドから筒香に“日本に戻った方がいい”などとの働きかけがあったと見ている業界関係者は多い。筒香の古巣復帰に対してベイスターズファンの盛り上がりはすごいですし、選手としての商品価値も当然、向こうにいるときとは比べようがない。これで期待通り活躍してくれれば彼らも、さらに仕事がしやすくなるでしょうね」(代理店関係者)

筒香自身も年齢を重ねて、メジャーで活躍するチームを探すのは困難な状況を肌で感じていたはずだ。

「この先、マイナーで結果を出したからといって、メジャーチームに怪我人が出た際でも、その穴埋め役となれるかは、年齢的にも、総合的にも可能性は低いと言わざるをえない。どこかで踏ん切りをつけないといけないとも考えていたでしょう。

ただ、贅沢を望んだり、お金に執着するタイプでもない。ジャイアンツとマイナー契約を結んで臨んだ今春のキャンプは、腰の状態が悪くて思うようなアピールができなかった。それだけにまだアメリカでやると見ていました。もちろん最後は自分で決めたわけですが、日本でやるモチベーションが上がらなかったという言葉は引っかかってしまいますね」(メジャー担当記者)

ほかにも多くの有望選手のそばに、電通グループの存在が見え隠れする。

あの投手もこの投手も…

「ロッテの佐々木朗希も電通グループがマネジメントに携わっていて、昨オフにメジャー移籍を強行に訴えたことも、電通関係者が関わっている。25歳ルールの前にマイナー契約で海を渡ったとしても、佐々木なら数社で10億円くらいのスポンサーを見つけるのは難しくない。佐々木本人も1年でも早くメジャーに行きたいから利害は一致するんです。

ただ、それではポスティングの譲渡金は最高でも100万ドル。山本由伸のケースの50分の1程度になってしまうロッテはたまらない。大事に育ててきたにもかかわらず、自分本位な要求をしてきた佐々木サイドに球団幹部が怒り心頭だったのは当然です。

電通グループは近い将来のメジャー行きを狙っている広島の森下暢仁、中日の高橋宏斗らにも食い込んでいるそうです」(前出・代理店関係者)

その影響力は増すばかりのようだ。

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