【MLB】ドジャースタジアムなら本塁打……大谷翔平の大飛球は「正直、変な打球だった」 好捕したブ軍選手「想定外の軌道」と振り返る

ドジャース大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地でのブルージェイズ戦に「2番DH」で先発出場し、4打数無安打に終わった。試合は3-1でブルージェイズが勝利し、連敗を5で止めた。地元紙『トロント・スター』などが、大谷の大飛球を好捕した中堅手ドールトン・バーショのプレーを取り上げている。

◆【動画アリ】大谷翔平の大飛球、ドジャースタジアムなら本塁打も……美技に阻まれる 好機での凡退に「これもベースボール」と指揮官かばう

■フェンスに激突しながらの超美技

初回1死無走者で迎えた大谷の第1打席。相手先発ケビン・ガウスマン投手のスプリットを捉えると、打球はセンターへ一直線。抜けるかと思われたが、懸命に背走したバーショがフェンスに激突しながら好捕した。

打球速度106.6マイル(約171.6キロ)、飛距離402フィート(約122.5メートル)を記録したこの一撃は、本拠地ドジャースタジアムなら本塁打となっていた打球。

これを超美技で防ぎ、試合の流れを渡さなかったバーショ。このビッグプレーについて「正直、変な打球だったね。真っ直ぐ飛んできたと思ったら、実際には想定外の軌道を描いた。だから、(捕球する直前に)体を素早く捻って対応する必要があった」と振り返った。

その上で「自分としては正しい判断をしていると思っても、実はそうではない……。(そういうことがあるから)すばやく調整し、迅速に対応することが大事なんだ」と話し、“美技の裏側”を明かした。

フェンスに体をぶつけた際には「ガシャン」という大きな音が響き、本人も倒れた。記者から「星を見たか(頭を打って目がチカチカする状態)」と問われると、「帽子が先に当って、頭は大丈夫だった」と話し、大きな衝撃は避けられたと説明した。

■地元紙「ショウヘイにサヨナラ」

この日は右翼手のジョージ・スプリンガー外野手もファインプレーで投手陣を助けており、チームを率いるジョン・シュナイダー監督は外野守備を勝因の1つに挙げていた。

大谷はこの3連戦、オフのFA騒動に絡んでブルージェイズファンからブーイングを浴び続けた。大注目となっていた戦いを終えて、『トロント・スター』は「ショウヘイにサヨナラ」と記し、別れを惜しんだ。

ドジャースは29日(同30日)からダイヤモンドバックスとの3連戦が控えており、ナ・リーグ同士の戦いに戻る。

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