「もう『事故』やったね……」井上尚弥のフィニッシュに世界2階級王者が脱帽 「今までで一番ハードなパンチ」
ボクシング世界2階級王者の京口紘人が6日、自身のYouTubeチャンネルを更新。同日、東京ドームで行われた世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥と元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ（メキシコ）の一戦について言及した。
◆【実際の映像】「このおかげで緊張感MAXに……」井上尚弥が1ラウンドで衝撃のダウン……その後にダウンを奪い返し大逆転勝ち！「最高な立て直しでした！」
■「最後のフィニッシュは、今までで一番ハードなパンチ」
井上は挑戦者ネリに6ラウンドKO勝ちを収め、4団体タイトルの初防衛に成功した。
京口は試合を「サプライズがいっぱいあった」と振り返る。井上が1ラウンドでプロ初ダウンを喫した場面については、「不意にネリのショートをドンピシャで顎にもらって。『うわ！』みたいな……ドンピシャのカウンターでもらったから、意識も一瞬飛んでいた」と衝撃を語った。
一方で、「（井上は）多少焦りはあったけど、すぐに冷静になって、カウント8まで休んで立った」と、満員の東京ドームで井上のとった冷静な対応に「モンスター、まじすごい」と絶賛。予期せぬ事態が起こった後も「残り1分は休みながらクリンチでしのいだ」とし、そのなかでも「ロープを背負ったとき、カウンターで手を出したのも（相手を）勢いづけさせてゴンってもらう怖さがあるからこそ。冷静にカウンターをできた強さ」だと脱帽した。
第2ラウンドでは、さらに井上の「回復力」と「立て直した強さ」に驚いたという京口。ダウンを取り返した左フックについては「しっかりネリのパンチを見切ったタイミングで当てている」とし、「ネリからしたら『当たらへんかった』と、思った瞬間で何か分からないままもらった」と分析した。
5ラウンドで奪った2回目のダウンも「（ネリは）見えてない」とし、「（井上は）完全にサウスポーに当てる左フック得意なんだろうなと思った」と井上の強みに言及。6ラウンドでのKOシーンについては「最後のフィニッシュは、今まで（井上尚弥を）見た中で一番ダメージを与えたハードなパンチだった。もう、『事故』やったね」と興奮冷めやらぬ様子で語っていた。
2024-05-07T02:57:53Z dg43tfdfdgfd