デーブ大久保さん、阪神・梅野のリードを絶賛「その場で土下座したくなった」

 西武、巨人でプレーし、楽天で監督、昨年は巨人で打撃チーフコーチを務めた大久保博元さんが22日、YouTubeの「デーブ大久保チャンネル」を更新。中日に3連勝して首位に立った阪神の強さについて解説した中で、「梅野ってすげーな。その場で土下座したくなった」と梅野隆太郎捕手を絶賛した。

 大久保さんが例に挙げたのは、自身がテレビ解説を務めた17日の巨人戦(甲子園)での梅野のリードだった。2点リードの7回2死二塁で巨人の主砲・岡本和を迎えた場面で、左腕の桐敷に内角攻めを要求。だが、カウント2―2からの勝負球には岡本和が得意とする外角直球を選択した。予想外の配球に岡本和はバットが出ず、見逃し三振に倒れた。

 この最後の一球について、大久保さんは「フォークかインサイド高めの真っすぐしか俺には頭にないと言い切れた」という。だが、「そうしたら一番、岡本選手が得意なアウトコースの真っすぐバーン」と驚いたことを明かした。「梅野選手に謝りたくなった。それは和真(岡本)、手出ないよ。無理だ、今のは」と昨年指導した岡本和に同情し、「そういうことをできるキャッチャーがいるってこと。そこに信頼持っているピッチャー陣がいる。だから、梅野選手を使ったり、坂本(誠志郎)選手を使ったり、2人を休ませながらいい状態で使う」と阪神の強力投手陣を生かす捕手の充実ぶりを強さの要因に挙げた。

 大久保さんは昨季、相手ベンチで戦った経験から、梅野の故障離脱後の昨季後半にマスクをかぶった坂本を評価。「打たれようが、抑えようが全く態度に出ない」とし、その巧みな配球術を「さっぱりリードが分からなくなった」と認めていた。「すごい失礼だったんだけど、梅野の方が読みやすかったの。(解説当日は)ジャイアンツの打線、チャンスあるなと思っていた」といい、「実況の方とかディレクターの方に『梅野の方が分かりやすかったんですよね。坂本になってさっぱりわからなくなっちゃって』なんて言ってたのは反省。恥ずかしい」と振り返り、梅野を褒めた。

2024-04-23T05:11:47Z dg43tfdfdgfd