バスケB3参入1年目の福井が優勝 「さらなる高みへ」来季はB2

 プロバスケットボール・Bリーグ3部(B3)に参戦して1年目の福井ブローウィンズが5日、越前市アイシンスポーツアリーナでプレーオフ決勝に臨み、鹿児島レブナイズを98―88で破った。レギュラーシーズンに続いてプレーオフも制し、今シーズンの完全優勝を果たした。鹿児島とともに来季からB2に昇格する。

ファンの応援を背に、攻め上がる福井の選手(左)=2024年5月5日午後4時10分、越前市アイシンスポーツアリーナ、土井良典撮影

 福井は今季、18チームが争うB3に参戦。レギュラーシーズン(リーグ戦)を46勝4敗、うちホームゲームは26勝無敗と圧倒的な強さで優勝した。上位8チームによるプレーオフでは、湘南ユナイテッドBC、徳島ガンバロウズを破って4日からの決勝で鹿児島に連勝。この日は相手に粘られながらも勝ちきった。

 優勝を決め、主将の満田丈太郎選手は「福井には新幹線も通ったし、福井に誇りを持っていただけるよう、さらなる高みへ頑張ります」と観客に誓った。試合には、杉本達治知事も訪れて声援を送った。

 会場には2402人が詰めかけ満席に。福井市の中学3年、仙坊光太郎さん(14)は「強くてチームワークがいいので、来れば来るほどまた応援したくなるチーム。守備がよかった。高校受験だけど、来季までに勉強をしっかりして応援にまた来たい」と語った。

 試合後、選手に胴上げされた伊佐勉ヘッドコーチは優勝を喜びながらも、レベルの上がるB2に挑む来季について、「(現状のスキルでは)10勝できるかどうかだ」と分析。チーム力の強化を約束した。(土井良典)

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