ブースターの声届け、6日に今季最終戦 B1ヴェルカ

 バスケットボールのBリーグ1部(B1)の長崎ヴェルカが6日、今季最終戦を迎える。ここまでの戦績は26勝33敗。目標の30勝は達成できなかったが、長崎市に建設中のハピネスアリーナを拠点とする来季も国内最高峰の舞台であるB1で戦う権利を確保した。ホームゲームのチケットも全30試合で完売を達成。ブースター(ファン)の熱気がクラブを後押ししてきた。

敵陣に攻め込む長崎ヴェルカのジャレル・ブラントリー=4月27日、佐世保市体育文化館、寿柳聡撮影

 今季最後のホームゲームとなった35節、4月27、28日の大阪エヴェッサ戦でも会場の佐世保市体育文化館には「Go!Go!ヴェルカ」の大歓声が響き渡った。27日の試合は第4クオーター(Q)の残り11秒で1点差という白熱した展開。フリースローをする相手選手の集中力を切らせようと、会場を埋めたブースターたちは思い思いのタイミングで大声をあげたり、手に持った選手の顔写真パネルを揺らしたりした。「ノイズ」と呼ばれるバスケットの応援方法だ。

 2本のうち1本が外れると大歓声。もう1本を決められ85―87で逃げ切られたが、会場からは惜しみない拍手が送られた。

 試合後の会見で狩俣昌也選手は長崎ブースターの応援について「他のチームからレギュラーシーズンの試合なのに(優勝や昇格がかかった)プレーオフみたいと言われたという話は何度も聞くし、自分も直接言われたことがある」と話し、感謝した。

 翌28日の試合は悔しさをバネに序盤からリードを広げ84―66で勝った。

 最終節は5、6日に京都ハンナリーズと京都市で対戦。5日は82―65で勝利を収めた。6日の試合は午後2時5分から。(寿柳聡)

2024-05-06T01:10:23Z dg43tfdfdgfd