【ヤクルト】高津監督「何じゃ!あのピッチングは!って言いました」25日先発の高橋奎二にゲキ

うつむいている時間はない。ヤクルト高橋奎二投手(26)が気合を入れて、25日の広島戦(神宮)に先発する。

24日の同戦は、試合前に雨天中止が決定。先発予定だった小沢怜史投手(26)はスライドせず、高橋が今季2勝目を目指し、マウンドに上がる。「いい勝ち方ではなかったなっていうのを自分の中で思ってるんで、しっかり自分がゲーム作って勝てれば一番いいかなって思います」と言葉に力を込めた。

前回登板の18日中日戦(バンテリンドーム)は、4点リードの3回に先頭で迎えた相手先発・柳に左翼への二塁打を許し、そこから3失点。今季初勝利をマークしたが、満足出来る内容ではなかった。「序盤に点を取ってもらった中で、点を取られてしまったので。ああいうのがやっぱり悪い流れになってしまうので。そういうところに気を付けて。明日もそういう展開になればしっかり、いいリズムで投げられればいいかなっていうのは思います」と顔を上げた。

高津監督も“ケツをたたいた”。指揮官は前回登板後に、高橋本人へあえて厳しい言葉を投げかけたという。「何じゃ! あのピッチングは! って言いました(笑い)本人も自覚していたようで、はい、みたいな感じでまた頑張りますみたいな感じでしたけどね」と明かした。

さらなる飛躍を、と願うからこそ、熱い言葉は続く。「彼は真っすぐ、変化球、気持ちの面においてもすごく投手向きで、持ち球にしてもトップクラスの球だと僕は思っています。ただ、ちょっと言い方が難しいですけど、ゲームに勝てる投手にこれからなっていかないといけない。本当に大黒柱は一人といったらおかしいですけど、そういう風に、そういう存在にしていかないといけないと思うと、それだけの球を投げているのにこういう数字しか残せないというのはどこかに欠陥がある。技術的なところはもちろんですけど、他の部分も頭の中、心の部分を鍛えていかないと。もっともっと野球を勉強していなかいと。そういうチームにとっての大きな存在にはなれないんじゃないかなと思います。そういうところはどんどん鍛えていこうと思っています」。

チームは3連敗中。負の連鎖を、この雨で流したいところ。高橋が、会心の投球で高津監督を「何じゃ」と驚かせる。

2024-04-24T08:40:34Z dg43tfdfdgfd