リバプール敗戦にクロップ監督「謝るしかない」 OBキャラガー氏も落胆「これで優勝争いは終戦だ」

 ◇プレミアリーグ第29節 リバプール0―2エバートン(2024年4月24日)

 プレミアリーグ2位リバプールが24日、敵地でのエバートン戦に0―2と惨敗。伝統の「マージーサイド・ダービー」で3年ぶりの敗戦を喫し、優勝争いから後退。日本代表MF遠藤航(31)は後半18分から途中出場するもチームを救うことは出来なかった。

 クロップ監督は試合後、英スカイスポーツのインタビューに応じ「(敗因は)分からない。ただ、今日のことはみんなに謝るしかない。もっとうまくやるべきだったのに、それができなかったんだ」と肩を落とした。

 DFファンダイクも同局のインタビューで「いろんな意味でとても残念だ。誰もが自分のパフォーマンスを振り返って、すべてを出し切ったかどうかを考えなければならない。こういう試合はいつも難しくなるが、負けるべきではなかった」とコメント。優勝争いについては「今日のようなプレーをしていたら、タイトル争いに加わるチャンスはない」と厳しい言葉を続けた。

 これで首位アーセナルと勝ち点3差、暫定2位だが2試合消化が少ない3位マンチェスターCとの勝ち点差が1のままとなり三つ巴の優勝争いから後退。逆転優勝の可能性こそ残すものの、かなり厳しい状況に追い込まれ、クラブOBで元イングランド代表のジェイミー・キャラガー氏は「これでリバプールのタイトル争いは終戦だ」と英スカイスポーツの試合中継で怒り心頭。

 続けて「FWヌニェスが逃したチャンスは、このレベルでは許されないことだ。後半の立ち上がりはリバプールが主導権を握っていたので、1点取れば2点目も取れると思っていた。そして、FWサラーは相手にボールを渡してしまい、エバートンのコーナーキックに繋がった。今シーズンの彼は、特に怪我から復帰してからは影が薄い印象だ。彼はリバプールのレジェンドでありスーパースターだが、今はその姿とはかけ離れている」と持論を展開し、現状を嘆いた。

<プレミアリーグ上位3チーム暫定順位>

1位アーセナル 24勝5分け5敗 勝ち点77 得失点差+56

2位リバプール 22勝8分け4敗 勝ち点74 得失点差+41

3位マンチェスターC 22勝7分け3敗 勝ち点73 得失点差+44

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