ロッテ・佐々木朗希がメモリアル登板 序盤快調も…もどかしさ残る

ロッテ―ソフトバンク(23日・ZOZOマリン)

 球団が初シーズンに挑んだ1950年から積み重ねてきた試合数はついに1万。そんな節目の先発を託されたロッテ・佐々木朗希は7回3失点(自責点2)でマウンドを降りた。

 前日に「縁あって球団通算1万試合目のゲームに先発することになり、とても光栄に感じます。いいピッチングをしてチームの勝利に貢献できるように頑張ります」とコメントしただけに気合が入ったか。序盤は球威、制球ともに良く、快調に飛ばした。三回まではノーヒット。三回のソフトバンク・甲斐拓也の打席では160キロもマークした。

 ところが、四回に先頭の今宮健太に甘く浮いた球を右前に運ばれ、初安打を許すと表情をゆがめた。途端にリズムも悪くなり、守備の乱れも重なって2失点。七回にも簡単に2死を取りながらも、牧原大成と川村友斗に連打を浴びて追加点を奪われた。

 前回登板まで3試合を投げ、2勝0敗の防御率1・89。十分に立派な成績だ。ただ、本来の輝きを知るだけに「もっと圧倒できるのでは」と思ってしまうのは酷か。佐々木は降板後「なかなか流れを持ってくることができなかったので、そこが反省点かなと思います」とコメント。メモリアル登板の味は苦かった。【岸本悠】

2024-04-23T13:11:56Z dg43tfdfdgfd