井上尚弥に玉砕したネリを細川バレンタイン氏が称賛「勇敢」「頭のネジが外れてる」

敗者にも称賛の声が飛んでいる。

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体王座戦(6日、東京ドーム)で、統一王者の井上尚弥(31=大橋)がWBC同級1位のルイス・ネリ(29=メキシコ)に6ラウンド(R)TKO勝ちで防衛に成功した。

井上の強さもさることながら、初ダウンを奪ったネリの株も急上昇。かつて元WBC世界バンタム級王者の山中慎介氏と2度戦い、1度目がドーピング違反、2度目が大幅な体重超過の悪童ぶりだったが…。

元日本スーパーライト級王者の細川バレンタイン氏は7日までに更新したユーチューブ動画で「素直に思った。あんな試合見せてくれるなら、山中さんも許してるし、水に流してやろうと思ったもん」とコメント。

続けて「しっかり井上尚弥と前に出て打ちあったのは今まで(ノニト)ドネアだけ。それ以外はみんなディフェンシブ。ドネアがすごいのは勝負しにいったじゃん。今日、ドネア以降初めて井上尚弥に『それでも俺は殴りにいく』って勝負挑んだのがネリ。リスクを取りにいった。あの井上尚弥にカウンター取ろうとしてるんだぜ。ちょっと(頭の)ネジが外れてないとやらないだろ」と笑顔で語った。

そんなネリも6ラウンドで井上の右ストレートを被弾し、ロープにもたれかかるように倒れた。

細川氏は「あれ、なんか壊れたよね…」と絶句。それでも「ああいうようなKOが出たことは、やっぱりルイス・ネリが勇敢だから。打ち合いを挑みにいった。判定を選ばなかった。ディフェンス力はないという言う人もいたけど、井上のパンチをしっかり見てよけている。ボン、ボン、ボンとパンチを打たれてもしっかり吸収していた。体も強い」と敗者を称えた。

2024-05-07T06:14:55Z dg43tfdfdgfd