【名人戦】藤井聡太名人、上昇気流つかめるか 第3局対局開始

藤井聡太名人(竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)が挑戦者の豊島将之九段(34)に連勝した、将棋の第82期名人戦7番勝負第3局が8日午前9時からの2日制で東京都大田区「羽田空港第1ターミナル」で始まった。全国97カ所ある空港で、将棋の対局が行われるのは初めてだ。先手後手は事前に決まっており、今局は藤井が先手でスタートした。

現在、同学年の伊藤匠七段(21)の挑戦を受ける第9期叡王戦5番勝負とかけ持ちしている。名人戦は連勝スタートだが、叡王戦は今月2日の第3局(名古屋市)を終えて1勝2敗で、かど番に追い込まれた。しかも、開幕局を制した後にタイトル戦で初めて連敗した。

今局の前に、「本局に向けて準備してきた。しっかり休憩も取ることができた。」と話した。前夜祭では「滑走路や駐機場で飛行機が見られる。リフレッシュして集中して指したい」とも述べていた。得意とする先手番でしっかり勝利をつかんで名人初防衛と、叡王戦の逆転防衛に向けての上昇気流をつかみたい。

2024-05-08T01:18:45Z dg43tfdfdgfd