大相撲 大の里、朝乃山超えで北陸勢トップ争いに意欲「立ち合いから思い切りぶつかっていく」初顔合わせ心待ち

 大相撲の能登半島地震復興支援勧進大相撲が16日、東京・両国国技館で行われた。新入幕の初場所から2場所連続で11勝を挙げ、夏場所(5月12日初日、同所)で新三役昇進の可能性がある幕内大の里(23)=、石川県津幡町出身、二所ノ関=は、三役返り咲きが確実な幕内朝乃山(30)=富山市出身、高砂=と北陸対決となる初顔合わせに意欲を見せた。

 相手の実績に怖じ気づくことはない。「その時が来たら考えればいい」と気負い過ぎずに「大関経験者で優勝もしている。馬力も技術もある四つ相撲だと思う。立ち合いから思い切りぶつかっていく」。超えるべき壁として捉えている。

 春場所前、出稽古で二所ノ関部屋に足を運んだ朝乃山と手合わせ。立ち合いの圧力にお褒めの言葉をもらった一方、番数を重ねるごとに主導権は相手に。スタミナの課題を実感した。

 開場時には石川からの来場者とも交流し、「『優勝して』と言われました。勝つことで元気を届けられる。5月も頑張ります」と気合十分。北陸の顔として、被災地からの期待も力に快進撃を続けたい。

2024-04-16T08:35:06Z dg43tfdfdgfd