大谷翔平、ゴジラ超え176号も“辛口”地元紙は「10月に成功を収めるまでは松井秀喜が何枚も上手だ」と厳しい報道

◇21日(日本時間22日)MLB ドジャース10―0メッツ(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手はメッツ戦で先制2ランを放ち、松井秀喜(元ヤンキース)が持っていたメジャー日本選手の最多記録を更新する通算176本塁打とした。この日は3打数2安打、2打点、1四球。

 3回1死一塁。相手先発ハウザーが真ん中に投じた131キロのスライダーをたたいた大谷は、確信して打球の行方をじっくり見守った。右翼席中段に吸い込まれる飛距離129メートルの先制2ラン。8試合(38打席)ぶりの今季5号が『レコードブレーカー』の一発となった。

 それでも、辛口の球団地元紙ロサンゼルス・タイムズは手放しで称賛はしなかった。「2021、23年にア・リーグMVPを獲得した大谷翔平は、野球においてほぼ全ての面で松井秀喜を上回っているが、10月に何らかの成功を収めるまでは『ポストシーズンの役者』という点で、松井の方が二刀流の天才より何枚も上手だ」

 さらに具体的に「松井は10月でこそ最高の仕事をした。ポストシーズン通算56試合で打率3割1分2厘、10本塁打、15二塁打、39打点。2009年はフィリーズとのワールドシリーズで打率6割1分5厘(13打数8安打)、3本塁打、8打点をたたき出してシリーズMVPとなり、ヤンキースを優勝に導いた」

 一方、「大谷はエンゼルスでの6年間でポストシーズン出場どころか、シーズンで勝ち越した経験さえない。だが、ドジャースでは初めて10月の舞台を踏むことが見込まれている」とした。 (写真はAP)

2024-04-22T08:08:51Z dg43tfdfdgfd