大谷翔平「逆にリスペクトを感じる」ブーイング浴びたブルージェイズファンへの思い語る「自分のチームが好きだからこそ」

◇26日(日本時間27日) ブルージェイズ2-12ドジャース(トロント)

 ドジャースの大谷翔平が「2番・DH」で出場し、4打数1安打、1本塁打1四球。“因縁のファン”の前で7号先制ソロを放った。試合前のドジャース打線の紹介で、大谷がコールされるとスタジアム全体から「ブー」。注目の1回1死の第1打席でも、ブーイングの嵐の中、カウント1-1からの3球目スライダーを右翼席へ。2試合ぶりの安打となる7号先制ソロで、トロントのファンは騒然となった。試合後、大谷は「(ブーイングは)びっくりしなかった。自分のチームが好きだからこそ、相手の選手にブーイングすると思う。そういう熱量はドジャースファンでも、ブルージェイズファンでも、野球が好きなんだなと逆にリスペクトを感じる」と話した。

 ブルージェイズは昨年のFA交渉で、大谷の最終候補に残ったチーム。「大谷がトロントに向かった」という誤情報が出たことで大騒動に発展した。大谷の自宅近くの空港からトロントに向かったプライベートジェット機のフライトレーダーがSNSで出回ったが、結局は人違い。ブルージェイズファンの落胆は激しかった。

 大谷はその翌日にドジャースとの契約を発表。「世紀の誤報」から4カ月余り。ドジャースの一員として初めてトロントに訪れていた。ドジャースのロバーツ監督は試合前に「大谷は本気でブルージェイズ行きを考えていた。彼がファンをもて遊んでいたわけではない」と語っていた。(写真はAP)

2024-04-27T02:42:11Z dg43tfdfdgfd