巨人・大城卓三、5試合ぶり先発 阿部監督の〝愛のムチ〟で先発・戸郷を好リード

(セ・リーグ、DeNA-巨人、4回戦、26日、横浜)悩める正捕手が、スタメンに名を連ねた。代打での起用が増えていた巨人・大城卓三捕手(31)が「6番・捕手」で出場。20日の広島戦(マツダ)以来、5試合ぶりに先発出場した。

「ベンチから見ていて得られる部分もある。もちろん代打とかで出させてもらったら、結果を残すしかない。いい経験になっている」

13日の同戦(東京ドーム)以降、小林、岸田がスタメンマスクを被る試合が増えた。先発投手との兼ね合いもあったが、配球が単調になる癖などが読まれ、痛打される場面が多くなったことも一つの要因だった。

「岸田とか小林の捕手としての振る舞いを勉強してほしい、というので(スタメンから)外させてもらっている。本人がどう感じてやるかだけ。まだまだいい捕手になれる。ベンチで投手の球種の選択、リード面を見て学ぶことがある」と阿部監督。経験豊富な小林や岸田といった他の捕手のリードをベンチから学んでほしいという捕手出身監督らしい計らいだった。

この日は戸郷とバッテリーを組んだ。「ベンチで投手の球種の選択、リード面を見て学ぶことがあった」と大城卓。三回に桑原、石上に連打を浴び、佐野の二ゴロの間に先制点こそ許したが、タイプの違う捕手陣から学んだ配球術を生かし、戸郷を巧みにリードした。(樋口航)

2024-04-26T11:18:49Z dg43tfdfdgfd