巨人・阿部監督「アレがなかったら、アレはなかったからね」と吉川、佐々木を評価 坂本には全幅の信頼

 ◇セ・リーグ 巨人3―2中日(2024年4月25日 東京D)

 巨人は今季最少のわずか2安打で中日を下し、2位に浮上した。

 5回まで相手先発右腕・柳に無安打投球を許していたが、0―2で迎えた6回だった。

 まずは先頭の吉川が右翼フェンスを直撃する二塁打を放ち、待望のチーム初安打。菅野の代打・大城卓と門脇はともに初球を打って左飛に倒れたが、佐々木が四球でつないだ2死一、二塁で第3打席に入った坂本が2球目の内角高め直球を左翼スタンドに放り込んだ。0―2の劣勢を一瞬でひっくり返す一発。まさに千両役者の活躍だった。

 試合後、阿部慎之助監督(45)は「アレがなかったら、アレはなかったからね」と坂本の逆転3ランにつなげた吉川、佐々木をまずは評価。

 5回まで無安打に抑えられた柳については「凄くていねいに両サイドに投げ分けられていたので、ちょっと打つのは難しいだろうなと思いながら見ていた。素晴らしいピッチングをされていたので序盤はお手上げでしたね」と素直に相手を称えた。

 坂本については「状態は良くないけど、悪いなかでココっていうところで力を発揮してくれる人だと思っているので、はい」と全幅の信頼を隠さず。

 35歳と円熟期を迎えた坂本の内角をスタンドに放り込む技術については「内角だから、どこのバッターもそうだけど、内角だからリスクがあるんでね、たまたまボールにしようとしたのか分からないけど、失投だったかどうか分からないけど、それを仕留めたので」と話していた。

2024-04-25T12:57:04Z dg43tfdfdgfd