巨人・阿部監督「ミスも出て負けなかったのが大きい…完全負けゲームだけど」厳しい言葉に期待込める

 ◇セ・リーグ 巨人1―1阪神(2024年4月16日 甲子園)

 巨人が今季初の引き分け。今季初となる甲子園での伝統の一戦は1―1で延長に入ったところで、激しい雨と雷のため一時中断された。そのまま試合は再開されずコールドで引き分けとなった。今季3度目の先発となった山崎伊織投手(25)は3回に自らのバットで先制点を挙げたが、1―0の7回に1点を失い力投実らず今季2勝目はならなかった。

 思わぬ形で試合終了となった一戦。阿部慎之助監督(45)は好投の山崎伊の投球、そして7回の守りを振り返り「ミスも出て負けなかったのが大きいかなと思います。完全負けゲームだけど」と淡々と振り返った。

 同点に追いつかれた7回の挟殺プレーについては「次のランナーを(二塁)アウトにしようとした。だけど、状況判断…とにかくアウトカウントを増やす場面だったし、2、3点勝っていればいいけどね。そういう状況判断ができなかったことで。ああいうミスが出たら負けるんだけどね。チームとしても細かいミスがたくさんあって、伊織が頑張って投げてくれて、よく1点で抑えた。もう一回ね、敵地でやる時は細かいミスが命取りになるし、まあどこでやっても一緒なんだけどね。もう一回、気を引き締めて、みんなスイッチは入ると思うので、明日に期待しようかなと思います」と厳しい言葉の中に期待を込めた。

 7回100球1失点の山崎伊に代えて8回2番手で船迫をマウンドに。「もう決めていたので。延長も考えて、みんな調子いいし自信をもって送り出した。バル(ドナード)も凄いいいところで頑張ってくれたので」と継投の判断を説明し、救援陣の奮闘を称えた。

2024-04-16T12:45:47Z dg43tfdfdgfd