巨人拙攻で3連敗も“明るい兆し”に…阿部慎之助監督「いいきっかけになればいいかな」前向く

◇20日 広島6―2巨人(マツダスタジアム)

 巨人は今季最多の12安打を放つも、12残塁の拙攻で3連敗を喫した。6試合連続で2得点以下と重苦しい状態から抜け出すことができず、報道陣に原因を問われた阿部慎之助監督も「何だろうね。僕が教えてもらいたいくらい」と悩ましげだ。

 1回、3回、4回、5回、6回…。チャンスをつくりながらも、のどから手が出るほど欲しい「あと1本」がどうしても出ない。5回には2死満塁までこぎ着け、丸が右中間へ大きな当たりを放ったが、右翼の野間がランニングキャッチ。好守にも阻まれた。

 それでも明るい兆しは見えてきた。ここまで5試合ノーヒットと苦しんでいた坂本が今季初の3安打をマーク。7回1死一、三塁では岡本和が中前適時打を放って6試合ぶりに打点を挙げ、チームに27イニングぶりの得点をもたらした。

 岡本和と坂本の中軸2人が本来の破壊力を取り戻せば、強い巨人は必ずよみがえる。指揮官は「今日は2点取れたし、いいきっかけになればいいかな。明日とにかく勝って戻りたい」と打線の復調を信じた。

2024-04-20T09:38:38Z dg43tfdfdgfd