“幻の侍ジャパン”日系26歳が首位打者 打率.353&OPS.903…祖父母が山形から米移住

ガーディアンズのクワンが打率.353、3本塁打、OPS.903でリーグ首位打者

ガーディアンズのスティーブン・クワン外野手が、ア・リーグの打率トップを走っている。32試合に出場して打率.353、3本塁打、出塁率.407、OPS.903の好成績。日系の母を持ち、昨年3月に行われたWBCには野球日本代表「侍ジャパン」としての出場を熱望していた26歳が、さらなる進化のときを迎えている。

2018年ドラフト5巡目(全体163位)で入団すると、2022年に鮮烈なメジャー1年目を飾った。卓越したバットコントロールで、デビューから116球連続で空振りなし。1901年以降の近代野球では最多となるデビュー4試合15出塁と驚異的な記録を作った。ゴールドグラブ賞を受賞し、新人王争いでも3位に入った。

昨季は158試合に出場して打率.268、5本塁打、21盗塁、OPS.710とやや苦しんだが、3年目の今季は打棒が止まらない。打率.353はリーグ2位のサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)の.339を大きくリード。安打数でも、最多安打の常連として有名なホセ・アルトゥーベ(アストロズ)を上回る47で単独トップだ。

中国系の父と日系の母を持ち、母方の祖父母が第2次世界大戦後に山形からカリフォルニアに移住。米メディア「ニチベイ」によると、「MLBから出場資格がないと見なされた。何か解決策がないか期待しているのだけど、今のところチャンスはないみたい。かなりガッカリしてるよ」とWBCの出場資格を得られなかった無念を明かしていた。(Full-Count編集部)

2024-05-05T08:09:54Z dg43tfdfdgfd