◇セ・リーグ 広島0-0巨人(2024年4月19日 マツダ)
広島は19日の巨人戦を延長12回の末に0―0で終え、今季初めて引き分けた。九里亜蓮投手(33)は今季最多109球で6回無失点の粘投でも打線の援護がなく、開幕から4度目の登板でも初勝利に届かなかった。12球団の開幕投手で未勝利はヤクルト・サイスニードと2人だけになった。
打線は6安打どまり。12回2死一塁では代走で出た羽月隆太郎内野手(24)がけん制で誘い出される形の盗塁死で試合が終わり、24歳の誕生日を飾れなかった。得点力不足の広島は昨季同様に走者を動かし、盗塁失敗は早くも14度目。両リーグを通じて次点の日本ハム6度を大きく引き離す失敗の数でも、積極的な仕掛けは続きそうだ。新井貴浩監督(47)は次の通り振り返った。
――今季最多の8人継投。投手陣が頑張った。
「よく頑張りました。(九里)亜蓮がランナー出しながらも要所を締めてナイスピッチングだったと思うし、その後を継いだブルペンも本当によく頑張ったと思います」
――九里投手は1週間前にやられた巨人に好投。
「本人も気合入っていたし、粘り強く、彼らしい投球だったと思います。ナイスピッチングだったと思います」
――打線は好機をつくったが…。
「チャンスはね。でも捉えた当たりが正面に行ったりして、不運な面もあったけど、相手もいいピッチャーなのでね。なかなか難しい中で、各自がいい反応をしていたと思います」
――4番・堂林にも代打を送るなど積極采配だった。
「そこはもう相手を見ながら、状況、イニングを見ながら、できることをやろうという感じかな」
――二俣にプロ初安打が出た。
「ナイススイングだったし、本人もうれしいと思うけど、自分もうれしいです。また、次の1本を目指して頑張って欲しいですね」
――12回は羽月が積極的に仕掛けた。
「こちらはどんどん行けと言っているので。あそこは勇気を持ってトライした結果なので。それはこちらが行けと言っているので」
2024-04-19T14:16:52Z dg43tfdfdgfd