張本美和、石川佳純さんのインタビュー中に涙「あの時の試合を思い出して…」/卓球

パリ五輪の卓球女子日本代表メンバーに選ばれた張本美和(15)=木下グループ=が21日放送のフジテレビ系「すぽると!」(土曜深夜0・35、日曜後11・15)にVTR出演。卓球女子の五輪3大会連続メダリストで、昨年5月に現役を引退した石川佳純さん(31)のインタビューを受ける中で、涙を拭う一幕があった。

この日の放送では、フジテレビのパリ五輪(7月26日開幕)中継スペシャルキャスターを務める石川さんが10日、強化合宿中の卓球女子代表メンバーの張本、早田ひな(23)=日本生命=、平野美宇(24)=日本生命=を直撃。話題が最大のライバル中国への思いになると、張本は「この3人の中で、唯一中国選手に勝ったことがないので、あと一歩っていうところが自分の中で足りない部分があると思う」と冷静に自身を分析した。

張本は2月の世界選手権の団体戦決勝で中国と対戦した際、第1試合と第5試合に出場したが、いずれも敗北。早田は「(張本が)5番で負けて帰ってきたときに泣くのをめっちゃ我慢してた。あの場面で試合できること自体がすごいと言って、だから『思い切りやってきていいよ』と言ってみんなで送り出したんですけど、そこに満足してなくて、本当に悔しいって気持ちを持ってる。この悔しい気持ちを持っているか、持っていないかでは全然違う」とフォローすると、張本は後ろを向いて涙を拭う動作をした。

再び前を向いた張本が「たぶん、あの時の試合を思い出しての涙かなって」と言うと、石川さんは「あの悔しい負けをパリにぶつけて欲しいなと思うし、初めての五輪は思い切りやるべきだと私は勝手に思っている。プレッシャーは2人に任せて、思い切って何も考えずにやってほしい」とエール。そんな石川さんのエールも効いたのか、取材後の4月18日、張本はマカオのワールドカップ決勝トーナメント1回戦で世界ランク3位の中国選手、王芸迪と対戦し、4-1で勝利を収めた。

中国のトップ選手からの初勝利について、石川さんは「技術的にバックハンド、積極的に攻撃を重ねていったことでポイントが取れた。もう一つは世界選手権の悔しい思い、リベンジしたいという強い思いが今回ワールドカップでの勝利につながったんじゃないかなと思います」と分析し、「大きな収穫ですし、五輪前に1回勝つのが、ホントに大きな自信になったと思う」と五輪での活躍に期待を寄せた。

2024-04-22T11:27:50Z dg43tfdfdgfd