日本サッカー協会・宮本恒靖会長 今季限りで引退決断の長谷部に労い「稀有な選手だと思う」

 日本サッカー協会(JFA)の第15代会長に就任した宮本恒靖氏(47)が18日、前日17日に今季限りでの現役引退を表明した元日本代表主将でドイツ1部アイントラハト・フランクフルトに所属する長谷部誠(40)の労をねぎらった。

 同会長は「浦和レッズでプレーしていた頃、中盤からドリブルで持ち上がって前線で得点に絡むプレーを数多くしていたことが強く印象に残っています」と振り返ったうえで「そこから22年にわたり、プロサッカー選手としてのキャリアを積み重ねていく中で、監督が求める戦術などに応じて、自身のプレースタイルを変えながら昇華させてきた稀有(けう)な選手だと思います」とポリバレントを武器に、代表、所属ともチームになくてはならない選手になったことを称えた。

 個人的な思い出としては「ブラジルで行われたワールドカップの前、テレビ番組の収録で日本代表のキャプテンについて話したことを覚えています」と振り返る。自身も02年W杯日韓大会で主将を務めるなど、重責を担った経験があるだけに「実際に体験した同士だからこそ分かり合えるものがあったと感じています」と率直な思いを口にする。

 「今後は指導者としてキャリアを極めていくと聞いていますので、ピッチで培ってきた、さまざまな経験を生かしつつドイツでの成功につなげてもらいたいと期待していますし、日本のサッカーの発展にもぜひ貢献して欲しいと思っています。長い間お疲れさまでした」と現役を終えてもなお、日本サッカー界にもたらす影響を期待した。

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