【日本ハム】新庄監督、”土下座で前倒し昇格”、柳川大晟が支配下登録「5万人の前で!」交流戦の開幕カード・阪神戦で先発も

 日本ハムは10日、育成の柳川大晟投手(20)と支配下契約を結んだと発表した。背番号は95。エスコンフィールドでの会見に同席した新庄剛志監督(52)は「球の勢いが違う」と評し、交流戦の開幕カードとなる28日から30日の阪神戦(甲子園)で先発に抜てきする可能性を示した。

 会見で緊張しっぱなしの柳川の横で、新庄監督は満面の笑みだった。支配下昇格のお祝いにと早速ネックレスをプレゼントし、「187万円。お安くしときます」と冗談を飛ばした。

 高卒3年目の柳川は191センチの長身から投げ下ろす威力のある真っすぐが持ち味。今季は自己最速を更新する157キロをマークしている。イースタン・リーグでは19イニング⅔を投げて25奪三振とポテンシャルは高い。

 新庄監督は「球団は夏場に支配下に上げる考えだと聞いた。僕の判断で、『早く支配下にしないと腐る』と、土下座じゃないけど、それくらいお願いした」。柳川の力を見込み、昇格を前倒ししたと語った。

 大器にふさわしい初先発の舞台を考えている。新庄監督は「26日の楽天戦(楽天モバイル)で先発させたいと思ったけど、交流戦一発目の甲子園も面白い。5万人の前で投げる姿を見てみたい」。指揮官にとっては古巣にあたる阪神戦での大抜てきプランを明かした。柳川も「甲子園で投げてみたい気持ちはある」と意欲満々で応じた。

 将来的には「12球団ナンバーワンの抑えになる可能性がある」と新庄監督は話す。停滞気味のチームを再加速させるにはうってつけ。フレッシュなパワーあふれる剛腕がチームを救うか。

2024-05-10T05:19:35Z dg43tfdfdgfd