昨季限りで退団した元中日外野手、今は地元愛知で働きつつ軟式野球「すごく楽しい」充実の日々 公式戦デビューで盗塁決めた

◇フタバ産業・伊藤康祐外野手

 昨季まで中日でプレーした伊藤康祐外野手(24)が9日、今季加入した社会人軟式野球のフタバ産業(愛知県幸田町)で公式戦デビューした。

 今秋の国民スポーツ大会につながる愛知県大会1回戦のパナソニックインダストリー戦が名古屋市の熱田愛知時計120スタジアムであり、「1番・中堅」でフル出場。3打数無安打だったが、3打席目では四球で出塁して二盗を決めた。

 蒲郡市出身の伊藤は、中京大中京高から2018年にドラフト5位で中日入り。昨季限りで退団し、新天地には「地元で野球がしたい」とフタバ産業に入部を決めた。平日は車の部品の数値を測定する業務をし、週3日の練習に励んでいる。軟式は「今までのように振るとボールがつぶれてしまう」と特に打撃で苦戦しつつも「すごく楽しい」と充実した表情を見せた。

 チームは7回コールドの7―0で白星発進。「このチームで日本一になりたい」。新しい仲間と、全国大会で頂点を目指す挑戦が始まった。

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