武居由樹、井上尚弥と試合直前のスパーで「人生で一番ボコボコに。試合に生きた」日本ボクシング史上100人目の世界王者

 6日に東京ドームで行われたWBOバンタム級タイトル戦に判定勝ちし、日本ボクシング史上100人目の世界王者となった武居由樹(27)=大橋=が7日、横浜市内の所属ジムで腫れ上がった顔で会見。「判定で勝てるとは全く思っていませんでした」と笑顔を浮かべた。

 試合まで1カ月を切った時期に、世界4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥と10ラウンドものスパーリングを行った。「メタメタにやられて。格闘技人生で一番ボコボコにされました」と武居。間近で見守っていた大橋会長が「やらせない方がよかった」と思ったほどだった。

 だが、試合は最終回に王者モロニーにストップ寸前まで追い込まれながら踏みとどまって判定に持ち込んでの勝利。大橋会長は「まさにあんな感じだった。やっていてよかったと思った」と話した。

 武居も「自信にはなんないですけど、いい経験でした。試合に生きたと思います」。世界ボクシング界でも最強の一角を占める井上尚と拳を交えたことは、キックボクシングK―1から転身した27歳の力になったようだ。

2024-05-07T09:26:12Z dg43tfdfdgfd