筒香嘉智、古巣DeNA復帰もハマスタ帰還は遠く…本人自覚「まだまだ体のキレが全然」 26日に昇格期待も時期尚早の声

5年ぶりに古巣DeNAに復帰した筒香嘉智外野手(32)=前米大リーグ・ジャイアンツ傘下マイナー=は24日、実戦2試合目となるイースタン・リーグの日本ハム戦(鎌ケ谷)に「4番・DH」で先発出場。3打数無安打1打点だった。早ければ26日にも1軍昇格が期待されているが、時期尚早の声は大きくなっている。

1回2死一塁の第1打席は平凡な中飛。第2、3打席は四球を選び、第4打席は1死一、三塁の好機で打点こそついたが遊ゴロに倒れた。最終第5打席はマーリンズ傘下マイナーから新加入の右腕、ザバラの158キロ直球で空振り三振に斬られた。

試合後の筒香は「ストライクゾーンは自分が思っているゾーンと実際にボールが通っているゾーンと映像を見返してもズレはない」と収穫も口にしたが、視察に訪れた他球団スコアラーは「相当時間がかかりそうだね」との見立て。「打者の状態はファウルの方向にも出る。安打が出ないのはともかく、引っ張ったファウルがひとつもなかった。スイングを急いでいるのに差し込まれている」と手厳しかった。

本人も「まだまだ体のキレが全然ない。そのへんは試合を重ねないとなかなか戻ってこない」と自覚。「何打席立てば1軍に行くとかは全く決まっていない。1日、1日試合が終わった後に話し合いながらってことになる」と期限を切らず、じっくり調整する構えだ。

早ければ26日からの巨人3連戦(横浜)での1軍昇格を期待する声も上がるが、前出スコアラーは「打者は1スイングで変わるとは言うが、さすがにもう少し打席が必要だろう。月内は難しいんじゃないか」とみる。この日は試合前のシートノックで左翼に入り、本人は「守備はいつでもいけます。きょうは話し合いの中でDHということでした」と説明も、実戦で守備に就かないままの見切り発車も考えにくい。走攻守で真の姿を取り戻し、ハマスタへ帰還を果たすには今しばらく時間が必要だ。 (片岡将)

2024-04-24T04:51:18Z dg43tfdfdgfd