「自分を信じて」巨人・大勢が5セーブ目 阪神戦サヨナラ負けの悔しさ晴らす最速157キロ

◆JERA セ・リーグ 巨人2―0中日(23日・ひたちなか)

 打者を打ち取ると大勢はホッとした表情で仲間たちとハイタッチを交わした。2―0の9回、2死二塁。一発出れば同点の場面で岡林をフォークで一ゴロに打ち取った。1回16球を投げ、1安打無失点で今季5セーブ目を挙げた右腕は「1球目からアウトを取りに行くつもりで、自分を信じて投げました」と汗を拭った。

 悔しさを吹き飛ばした。前回18日の阪神戦(甲子園)では同点の延長10回に登板して無死満塁とし、佐藤輝にサヨナラ適時打を浴びた。「自分が前回、負けをつけてしまった。いい場面で回ってきたので気持ちを切り替えて目の前の打者に集中して投げました」。走者を背負ったが最速157キロの直球と強い気持ちで封じた。

 「9連戦の頭で、あと8連戦残っているので連勝を伸ばしていけたら。もっとしんどい展開もあると思うんですけどチームの力になれるようにしたい」と冷静に語った背番号15。頼れる守護神がチームの勝利を守り抜く。(水上 智恵)

2024-04-23T20:47:51Z dg43tfdfdgfd