負ければ五輪消滅の大一番、U23日本はカタールと準々決勝…勝負のカギは「セットプレー」

 【ドーハ=林田晴樹】サッカー男子のパリ五輪最終予選を兼ねたU―23(23歳以下)アジア杯で、8大会連続の五輪出場を目指す日本は25日午後5時(日本時間午後11時)から、開催国カタールとの準々決勝に臨む。負ければ五輪への道が断たれる大一番となる。

 19日のアラブ首長国連邦戦でCKの流れから先制するなど、練習で多くの時間を割き、大岩監督がチームの「ストロングポイント」と強調してきたのがセットプレー。カタールも不用意なファウルを減らすことをポイントに挙げており、勝負のカギとなりそうだ。

 主にキッカーを務める山田楓(東京V)は、今季のJ1で直接FKによる2得点をマークしている。CKから今大会初失点を喫して敗れた22日の韓国戦も踏まえ、「ああいう試合ではセットプレーが勝敗を分ける。早い段階で(蹴る機会が)来てほしい」と力を込める。

 カタールとは昨秋のアジア大会で対戦し、3―1で勝利している。しかし、今大会は今年1~2月に行われたフル代表のアジア杯で優勝したメンバーも名を連ね、1次リーグは2勝1分けのA組首位で決勝トーナメントに進んだ。日本としては、「完全アウェー」の中で行われる一戦で、不要なファウルにも注意したい。

 24日の公式記者会見で、主将の藤田(シントトロイデン)は「アグレッシブにプレーし、試合をコントロールして勝利をつかみたい」と意気込み、大岩監督は「カタールは非常に勢いを持って試合に入ってくる。受けに回らず、攻撃的に攻守を行う意識で入りたい」と語った。

2024-04-24T15:24:38Z dg43tfdfdgfd