阪神・岡田監督、打率1割台の〝不思議ちゃん〟佐藤輝明が悩みの種…扱いに四苦八苦「どれが普通の状態かようわからん」

〝不思議ちゃん〟が治らない…。打率1割台と不振が続く阪神・佐藤輝明内野手(25)は、岡田彰布監督(66)の「悩みのタネ」と化している。

今季最多4万2606人を集めた7日の広島戦(甲子園)で、チームは4度目の零封負け。佐藤輝は1安打こそ出たものの2三振で、特に2点を追う8回1死満塁の見逃し三振は痛かった。岡田監督は「あれ、ストライクか? ちょっと広かったな」とかばったかと思いきや、「まあ、選球眼のいい打者なら審判も人間やからボールというかもしれん。絶対にボール振れへんとなればな。その意味では(佐藤輝は)味方につけなあかんわ、審判もな」と結局はピシャリ。日ごろからボール球をブンブン振り回して三振の山を築いているツケが、判定にも影響してくるというわけだ。

チームが首位にいるからまだいいものの、佐藤輝は今季32試合を消化して三振数が両リーグワースト「42」。年間換算では187三振ペースで、1年目に量産した歴代プロ野球ワースト6位タイの173三振を抜く可能性さえある。

「良くなったと思えばまた悪くなったり…。ホンマに不思議な選手や」と佐藤輝を昨年から評していた岡田監督は、2年連続でその扱いに四苦八苦…。「どれが普通の状態か、オレはようわからんのよ。(現状の)これが普通で、去年が出来過ぎかもわからへんやん。不思議のままや」とボヤキが止まらない。

それでも昨季24本塁打、92打点でチーム2冠に輝いたこの男が打たないと、やっぱり阪神は面白くない。 (岩﨑正範)

■阪神―広島6回戦(広島3勝2敗1分、18時、甲子園、4万2606人)

広 島100010000-2

阪 神000000000-0

(勝) 床田6試合3勝2敗

(S) 栗林15試合1敗8S

〔敗〕 村上6試合2勝2敗

2024-05-08T05:15:59Z dg43tfdfdgfd