【阪神】岡田監督が不調の野手陣に“正直になれ指令”「ウソ言うたらあかんわなあ」

絶好調の高卒5年目が苦しむ阪神打線の起爆剤になる。井上広大外野手(22)が、10日DeNA戦(横浜)で今季初昇格。岡田彰布監督(66)が昨季の最多勝左腕、東撃ちの刺客として即スタメン起用する方針を明かした。チームは先の広島2連戦で1得点に終わるなど再び貧打モードに陥り、2位巨人に0・5差に迫られて首位陥落の危機。2軍で打率3割4分4厘、4本塁打を誇る右の大砲候補に、打開の期待をかける。  

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阪神岡田監督が不調の野手陣に“正直になれ指令”を出した。打線について話題が及ぶと、首をかしげた。「今の選手は不思議やなあ。何打席ヒットがなくても調子はいいですって言うんやなあ」。調子が上がらない選手でも、首脳陣に聞かれると「調子はいい」と答える選手が多いという。

「悪いと思うけどなあ。誰が見ても。ウソ言うたらあかんわなあ。素人が見ても内容の悪い打席なんて分かるやん。ボール球振ったりして、調子悪いわけやろ、打てへんのは」

もちろん選手の心情も察する。「嫌なんやろうな、他のもんに、調子悪いと言うのが嫌なんやろな」。だが、選手が不調を認めれてくれれば対処法も導きやすい。「どっちか言うたら『ちょっと調子悪いです。タイミング合いづらいです』言うてくれた方が分かりやすいけどな」。味方には正直に明かしてほしい。連覇への長い道のりを戦い抜くために、岡田監督ならではの切り口で呼びかけた。

▼10日に阪神●、巨人○の時のみ首位が入れ替わる。阪神●なら16勝14敗4分けで勝率5割3分3厘、巨人○なら18勝15敗3分けで同5割4分5厘となり、巨人が首位に立つ。阪神は4月21日から首位を守り続けているが果たして。なお首位から最下位のヤクルト&中日までが2・5差にひしめく大混セとなっており、阪神もうかうかできない。

2024-05-09T20:23:28Z dg43tfdfdgfd