【阪神】森下翔太は悲喜こもごも 7回右前打も直後の守備で後逸 9回押し出し死球もぎ取る

<DeNA3-5阪神>◇24日◇横浜

劇的な逆転勝利。悲喜こもごもの阪神森下翔太外野手(23)は「勝ったことがすべてかなと思います」とホッと胸をなで下ろした。

7回の守備で痛恨のプレーが飛び出した。2点を奪われ、1点を勝ち越された後の2死一塁。石上の正面への右前打をグラブに当てながら後逸。一塁走者の生還を許す痛恨の適時失策を喫した。

それでもタダでは終わらなかった。1-3の9回。3連打で無死満塁とすると、森下に5打席目が回ってきた。「自分がエラーして2点差にしてしまったので、なんとか後ろの大山さんにつなごうと打席に立ちました」。DeNA守護神の山崎に対し、カウント1-1からの143キロがのけぞった体に当たり、押し出し死球をもぎ取った。

「1打席1打席反省しながら取り組めたのが、結果的に厳しいところをつかないといけないとバッテリーが思って死球になったのかな」

体を張った反撃の1点で1点差に追い上げ、その後の逆転劇につなげた。

7回にはDeNA中川颯の130キロ直球を右前にはじき返し、連続試合安打を自己最長の8まで伸ばした。それでも守備面では反省を忘れなかった。「風もそうですけど、地面もなかなかぬれていた。人工芝のグラウンドになった時にもうちょっと練習を積んで、次はないようにしたい。バッティングに影響しないように、守備はしっかり100%でできるようにやっていきたい」。取られたら取り返す背番号1が、今後もチームをもり立てる。【林亮佑】

2024-04-24T13:56:37Z dg43tfdfdgfd