阿部巨人「特別バント練習」は恐怖の警告…大城が犠打連続失敗で監督激怒→スタメン剥奪

巨人が24日、特別にバント練習を行った。東京ドームでの中日戦前、通常のフリー打撃の前の時間に行われた。

選手会長の大城卓三(31)をはじめ、萩尾、重信、中山ら若手から中堅が集められ、犠打の世界記録保持者である川相内野守備コーチから指導を受けた。

この試合の前まで、巨人は30回試みて成功は18回でリーグワーストの成功率6割。投手陣はリーグトップの防御率(1.82)を誇るが、総得点54は同ワーストタイ。「得点力が低いのはバント下手が関係している」と、さるチーム関係者がこう言った。

「阿部新監督は『スモールベースボール』の方針を掲げ、春のキャンプからバント練習に時間を割いてきた。メイン球場の他に室内にも練習場所を設け、投手陣も念入りにやってきたはずが、その成果が全く出ていない。特に正捕手だった大城が、ここのところ出場機会を失っているのと無関係ではないかもしれません」

大城は2日の中日戦の四回、延長十一回に送りバントを2度失敗。サヨナラ負けを喫した試合後、阿部監督は「野球の神様が怒ったな」と厳しい表情だった。

「バントの失敗を繰り返して阿部監督の逆鱗に触れ、12日の広島戦でエース戸郷が5回8安打4失点と打ち込まれたことで、リード面も問題視された。2つの理由で最近はベンチを温めているのです」(同前)

昨季は規定打席に到達し、自己最多の134試合、打率.281、16本塁打、55打点。「打てる捕手」として正捕手の座をつかんだはずだった。それが13日以降、スタメンマスクは1度だけ。この日は岸田が先発で出場した。試合前の「バント特別講座」は、阿部監督の「他の選手もしっかり送らないと……」という警告だともっぱらだ。

この日は2-2の四回無死一、二塁から投手の赤星が送りバントを失敗。勝ち越すことができず、チームのバント成功率は6割を切った。

◇ ◇ ◇

巨人は犠打成功率だけではなく得点圏打率も12球団ワーストだ。

チャンスに滅法弱く指標を押し下げていて、立場が危うくなっている3人の名前については、関連記事【もっと読む】…で詳しく報じている。

2024-04-25T02:44:26Z dg43tfdfdgfd