失態の韓国代表DFが「怒らせたのはサポーターだけではない」 バイエルンでの評価大暴落を現地指摘

今季バイエルンに加入したキム・ミンジェが放出候補に?

バイエルン・ミュンヘンの韓国代表DFキム・ミンジェは現地時間4月30日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦のレアル・マドリード戦(2-2)で全失点に関与する失態を犯したことで、批判の的になっている。そんななか、現地メディアは「怒らせたのはサポーターだけではない。経営陣も、妥当なオファーが届けばわずか1シーズンで放出する意向だ」と、早くも放出候補となっていることを取り上げている。

今季のバイエルンは11連覇中だったブンデスリーガの優勝を逃し、国内カップ戦であるDFBポカールでも3部ザールブリュッケンに1-2で敗れて2回戦敗退と、苦境のシーズンを過ごしている。とりわけ問題視されているのが守備の脆弱ぶりで、リーグ戦では第32節時点で41失点を喫しており、守備陣のパフォーマンスが槍玉に挙げられている。

特に批判が集中しているのが、今季移籍金5000万ユーロ(約83億円)でバイエルンに加入したキム・ミンジェだ。昨季にセリエAを制覇したナポリでの輝きを発揮し切れずにシーズン終盤を迎えており、現地時間4月30日に行われたレアルとのCL準決勝第1試合では、1失点目で背後を取られ、2失点目はタックルでPKを献上。両方ともキム・ミンジェの判断ミスによるものだった。

この失態により、バイエルンファンや現地メディアから集中砲火を受ける格好となったキム・ミンジェだが、ドイツ紙「Tz」は「バイエルンの首脳陣はおそらく獲得失敗について熟考しているだろう。売却金額はすでに決まっている」と見出しを打ち、鳴り物入りで加入したキム・ミンジェが早くも放出候補となっていると取り上げている。

CLレアル戦の出来を引き合いに出し、「先制点を献上した際のポジショニングの悪さと、同点ゴールをもたらした無謀なチャレンジで怒らせたのはサポーターだけではない。経営陣も、妥当なオファーが届けばわずか1シーズンで放出する意向だ」と指摘。また、「当初は放出対象ではなかった」としつつ、レアル戦のプレーが立場を一変させたと説明している。

レアルとの準決勝第2戦を控えているバイエルンだが、キム・ミンジェにとっては自身の行方を左右する、文字通り“運命の一戦”となりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

2024-05-08T11:49:07Z dg43tfdfdgfd