鎌田大地は「ラスト数mで輝く」…ラツィオでの将来に伊紙「意図を読むことは不可能」

新生ラツィオで出番が急増したMF鎌田大地の今後について、イタリア紙『クオティディアーノ・スポルティーヴォ』が26日、見解を示した。

マウリツィオ・サッリ前監督指揮下ではベンチを温め続けたものの、新指揮官イゴール・トゥドールの信頼を勝ち取り、セリエAで4試合連続先発するなど出場機会を増やしている鎌田。昨夏にラツィオと結んだ1年契約の期限が約2カ月後に迫る中、イタリア紙はラツィオの今夏の移籍市場に注目し、鎌田らの動向を分析した。

23日のコッパ・イタリア準決勝ユヴェントス戦2ndレグでドッピエッタ(1試合2得点)の活躍を見せた25歳FWタティ・カステジャーノスについては、「攻撃のリーダーとなるかもしれない」と指摘。「カステジャーノスの将来に疑念はないように見える」とする一方で、「カマダやルイス・アルベルトについては同様とは言えない」との見解を示している。

そして「日本人選手は今年6月に契約期限を迎えるが、(年俸)同額のままの延長オプションを有している」ことに言及。しかし「現時点で日本人MFの意図を読むことは不可能だ」としつつ、鎌田の今シーズンを描写した。

「サッリの下で複雑な時期を過ごした後、トゥドールのおかげで出場時間が増えていて、まさにジェノア戦のルイス・アルベルトのゴールのアシストにみられるように(ゴール前の)ラスト数メートルにおいても輝きを見せている」

そのうえで「(リーグ戦)最後の5試合が、彼の残留か退団かの違いを作り出すかもしれない」と結論付けた。また「カマダとルイス・アルベルトの残留作戦へ。MF2人の残留を模索している」と、ラツィオ側が鎌田とルイス・アルベルトの慰留に努める可能性も指摘している。さらに記事は、ボルシアMGから鎌田への関心が報じられたことに対するドイツの指揮官の発言を紹介。「クラブの指揮官は日本人選手の年俸が同クラブの格に対して“理想郷”だと定義し、遠ざけた」と伝えた。

2024-04-26T02:58:54Z dg43tfdfdgfd