「しっかり振っていこうという中…それでいいのかな」脅威の170打点ペースのソフトバンク山川穂高が納得した〝最低限の仕事〟

3回無死満塁、先制の左犠飛を放つ山川。投手高野脩(撮影・冨永豊)

◆ロッテ1―10ソフトバンク(24日、ZOZOマリン)

ソフトバンクの山川穂高内野手(32)が先制犠飛を含む3打数2安打3打点の活躍で勝利に貢献した。今季ここまで21試合で25打点。143試合換算で170打点と、4番打者として脅威のペースで積み上げている。

雨天の試合だけに早く先取点が欲しい展開だった。お互い無得点で迎えた3回無死満塁、先発高野脩のフォークを引っ張って左犠飛。「自分の理想自体は求めつつ、今日みたいに最低限の仕事ができるところはして。あれも犠牲フライを打つというよりはしっかり振っていこうという中での犠牲フライ。それでいいのかな」とうなずいた。4回にも2死二、三塁で打席に立ち2点適時打を放つなど仕事を果たした。

満塁機でチームトップの6打席に立って10打点を挙げるなど仕事を果たしている。そこには2打席連続満塁本塁打もあれば、今回のように〝最低限の仕事〟で挙げた打点もある。山川は「本当に前の打者が出てくれて。明日も回ってきたら仕事したい」と意気込む。

ただ決して満足はしていない。「フライが上がって良かったなと思いますけど、欲を言えば頭を越える打球を打てたら」。タカの主砲としてさらなる打点量産を誓い、球場を後にした。(鬼塚淳乃介)

2024-04-24T13:13:52Z dg43tfdfdgfd