【巨人】堀内恒夫氏 サヨナラ打浴びた大勢は「調整中」で「棒球」「バランスが悪い」

巨人で監督などを歴任した野球評論家の堀内恒夫氏(76)が19日に自身のブログに新規投稿。18日の阪神戦(甲子園)で、延長10回にサヨナラ打を浴びた守護神・大勢について「大勢は調整中につき少々お待ちくださいませ」とのタイトルで持論をつづった。

右腕が登板したのは1―1のまま延長戦に突入した10回からだった。連打で無死一、三塁のピンチを招くと4番・大山を満塁策で歩かせて全ての塁を埋めた。しかし、1点も与えられない場面で続く佐藤輝に右前へ運ばれ、今季初黒星を喫した。

堀内氏は「打たれた大勢 開幕1軍に間に合ったと 言われているけれど 本来の大勢のピッチングには まだ間に合っていないのよ」とし「それが顕著に現れるのが ランナーが出た時だ。バタバタするでしょ。バランスが悪いんだな。右ふくらはぎを痛めてから 踵を上げて投げるのをやめたけど フォームを変えたことと バランスの悪さは関係ない。俺が思うに 体の回転を使わず 腕を思いっきり振って 投げているだけだから 球に粘りがないんだ」と指摘した。

今季の大勢は春季キャンプの序盤に離脱したものの徐々に回復し、自己最速の160キロ台の速球も計測した。ただ、堀内氏の目には完全復活とは映っておらず「大勢は元々 コントロールの良し悪しよりも 球の力で勝負するタイプ それが体全体を使っておらず 一生懸命に投げているだけだから 球に力やキレがなく ただただ速いだけの『棒球』 速さに目が慣れちゃえば 打ちやすいボールだと思うよ」と言い切った。

もちろん、ルーキーイヤーの2022年にいきなり37セーブをマークして新人王に輝いた逸材だ。プロ2年目の昨季は故障にも苦しめられたが、チームが目指すV奪回へ欠かせない戦力であることは間違いない。

普段から愛ある苦言を呈する堀内氏は「本人はやれると そのつもりで投げていると思うけど 昨シーズン そんなに投げていないんだから。これから、これから。焦らず しっかり調整しておくれ。君本来の力を必要とする時が 必ずやって来るからね。頼みましたよ」とブログを締めた。

2024-04-19T07:51:27Z dg43tfdfdgfd