【巨人】阿部監督が〝レッドカード〟級失態のテレビクルー救う「さすがですよね」

巨人が23日の中日戦(ひたちなか)に2―0で勝利し、リーグ2位に浮上した。先発・山崎伊織投手(25)が7回途中無失点と好投し、今季2勝目。初回に坂本、4回には萩尾がそれぞれ適時打を放ち、投手陣も零封リレーでリードを守り切った。

山崎伊は「今日の3イニングぐらいまでは本当に今まで投げた中で一番感覚が良かった。継続していけるように頑張ります」と手応え。阿部慎之助監督(45)も「すごく粘り強く頑張ってました。本当にナイスピッチでしたね」と右腕の力投をたたえた。

その試合後には、ちょっとしたハプニングも発生。それでも指揮官は冷静な〝神対応〟で周囲をうならせていた。スタンドのファンにあいさつして間もなく、会見場に到着。ところがテレビクルーの撮影機材がなかなか準備できず、その場で待たされるハメとなった。平静さを欠いてしまったのか、クルーは手元がおぼつかず設定がうまくいかなくなってしまった。

そんなクルーを見た阿部監督は「そんなに慌てなくてもいいよ。ちゃんと待ってますから」と笑顔。平常心を取り戻したクルーは、ようやく機材の設定を完了した。どうにか事なきを得て無事に試合後会見がスタートした。

この状況を見たテレビ関係者は「我々にとって(試合後の取材は)機材が間に合わなかった時点でイエローカード。さらに監督を待たせた時点でレッドカード。それぐらいの感覚。だが試合後は普通に考えてもピリピリムードになっているはずが、こちらを気遣う余裕を見せてくれた。さすがですよね」と阿部監督の心の広さを絶賛した。

7試合ぶりにつかみ取った白星の要因には、Gの指揮官に心のゆとりがあったからなのかもしれない。

2024-04-23T20:32:47Z dg43tfdfdgfd